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2021.11.11

引き続き感染症対策をしましょう!

皆さんこんにちは、看護師の野口です。一気に寒くなってきましたね。皆さん風邪などひかれていませんか?
今回は、この時期に流行している感染症について少しお話してみたいと思います。

まずは、新型コロナウィルス感染症です。高槻市でも新規陽性者数が減少していますが第6波が心配されていますね。ワクチンを接種しても感染しない、周囲に感染させないというわけではありませんので、引き続きマスクの正しい着用、手指衛生といった基本的な感染予防策を行い、換気も行いましょう。

次に手足口病です。夏風邪のイメージがありますが、今年度は8月中旬より流行し始め、西日本では注意が必要です。減少傾向ではありますが九州では警報が出ている地域もあるようです。症状は、口の粘膜、手のひら、足の裏などに2-3ミリの水泡性の発疹が現れます。手足口病の感染経路は飛沫、接触、糞口感染です。小さいお子さんがいるご家庭では手洗いと排せつ物の適切な処理が基本となります。感染しているお子さんの看病をされる高齢者を含む大人の方も手足口病に感染し発症する場合もありますので注意が必要です。

ヘルパンギーナも夏に流行しますが一部の地域で季節外れの流行を見せているそうです。喉からウィルスが排出されるため、咳をしたときにしぶきにより感染します。

感染性胃腸炎も年中感染者数が多い感染症です。特に冬にはノロウイルス感染症やロタウイルス感染症が流行することがあります。感染予防策は流水・石鹸による手洗いが重要です。感染源である嘔吐物や排せつされた便の処理にも注意が必要です。アルコールではなくハイターなどの次亜塩素酸ナトリウム系の消毒剤が有効です。

溶連菌感染症は高熱や倦怠感、のどの痛みなどの症状で、しばしば嘔吐を伴い、舌にイチゴのようなぶつぶつができる症状が現れます。
主な感染経路は咳やくしゃみなどの飛沫感染で、細菌が付着した手で口や鼻に触れることで感染を広げていきます。感染の予防には手洗いうがい、咳エチケットなどが有効です。例年では12月にピークを迎え集団生活や兄弟間での接触が感染を広げていくため注意が必要です。

今年はインフルエンザの流行が懸念されていますね。予防策であるワクチンも不足しており、皆さんには大変ご迷惑をおかけしています。感染症の予防は手洗い、うがいが基本です。適切なマスクの着用も重要です。マスクはサージカルマスクがおすすめです。咳が出るときは咳エチケットです。目や口、鼻などに手で触れない、密は極力避ける、換気する、湿度に注意する、ソーシャルディスタンスを守る、栄養をつける、よく寝る。大切な人が元気で過ごせるように、みんなで感染予防策を徹底しましょう。

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