栄養相談のご案内
当院では管理栄養士が栄養相談を行っており、患者様の疾患や体質、ライフスタイルなどに合わせたきめ細かいカウンセリングを保険適用で受けられます。
食事が偏ると、生活習慣病などのリスクにつながります。食生活に少しだけ注意をはらうことで、多くの生活習慣病は改善することが可能です。
ご自分の状態にあった具体的な食材の選び方や調理方法、手軽に使える素材、外食の際の注意点など、よくわからない方が多いと思います。当院では、管理栄養士が患者様に合わせて「何を」「どのくらい」「どのように」食べるといいのかを具体的にお伝えしています。患者様が、できるだけストレスなく食事を楽しめるよう配慮したアドバイスを行っています。
さらに、管理栄養士が調理したメニューの試食や料理教室なども行っています。ご家族もいっしょにカウンセリング、試食、料理教室にいらしてくださっても構いません。ご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
栄養相談のご案内
- 現在の食事摂取状況の確認
- 調理指導、食材指導
- 食生活プログラムの作成
- 栄養補助食品等の紹介
栄養指導の流れ
Step1問診票記入
問診票をお渡ししますので、ご記入ください。ご記入いただいた問診票をもとに生活状況を把握することで、より適切な診察をスピーディに行えます。
Step2ヒアリング
問診票もとに、看護師がいくつかご質問や確認をします。わからないことや気になることがありましたら、お尋ねください。
Step3診察
医師が診察し、必要に応じて検査を行います。結果をお伝えして、現在の状態や今後の治療についてご相談していきます。
Step4栄養指導
食事内容の調査票をお渡ししますので、ご記入ください。それをもとに管理栄養士がお話をうかがいながら今後の食生活改善策をご提案しています。カロリー制限、塩分管理などについて具体的でわかりやすい内容をお伝えし、調理方法や食の楽しみを損ねないための工夫、食事タイミングや食べる順番、便利な素材、外食時の注意点などについても具体的にアドバイスしています。些細なことでも気兼ねなくご質問ください。
栄養指導が必要となる主な疾患
- 生活習慣病(高血圧/糖尿病/脂質異常症(高脂血症)/高尿酸血症(痛風)
- 肝臓病(肝炎/肝硬変)
- 腎臓病(腎炎/腎不全/ネフローゼ症候群/透析)
- 心臓病
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 貧血
など
バランスの良い食事を1日3食
✔1日3食を同じような時間に!
1日2食では、1回に食べる量が多くなる・間食が増えるなどによって糖尿病リスクが上昇します。1日3食を決まった時間にとることが重要です。
✔主菜は1品・副菜は1~2皿を目安に
肉・魚・卵を使った主菜が複数あるとカロリーオーバーになりやすい傾向があります。主菜は1品にして、野菜などを使った副菜を1~2品添えるようにしましょう。主食は糖質ですが、量は減らしても適切な量をとるようにしましょう。
✔野菜はなるべく毎食摂り入れましょう
野菜はカロリーが低く、食物繊維・ビタミン・ミネラルを豊富に含んでいます。野菜をしっかりとることで、カロリーオーバーを防ぐこともできます。
✔汁物や漬物は1日1回
汁物や漬物は塩分が多いため、毎食ではなく、1日1回にとどめましょう。また、ハムやベーコン、干物などの加工食品も塩分が多いため、できるだけ控えます。
✔油っぽいものは1食1品以内
高カロリーの油をできるだけとらないようにするために、油っぽい料理は1食1品だけにします。油っぽいメニューには、フライなどの揚げ物、炒め物、マヨネーズ、ドレッシング、バター、生クリームなどがあります。揚げ物を食べる時のサラダにはポン酢をかけるなど、油っぽいものを1食1品に抑えましょう。
✔果物は1日1品 牛乳はコップ1杯
果物は食物繊維やビタミンが豊富ですが、糖質が多く含まれているため1日1品までにしてください。乳製品は良質なカルシウム源ですので、コップⅠ杯の牛乳を毎日飲むようにしましょう。牛乳の代わりにヨーグルトを食べても大丈夫です。