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2021.08.20

日本脳炎ワクチンの特例措置対象者について

皆さんこんにちは、看護師の野口です。新型コロナ感染者が爆発的に増え高槻市の新規感染者数も増えている中、皆さん感染対策をしっかりして過ごされていますか?マスクで飛沫予防をして、しっかり手洗いをして、栄養価の高いものを食べて、ぐっすり寝て免疫力を高めてください。

さて、今回は皆さんからややこしくてわからないと相談されることが多い、日本脳炎ワクチンの特例措置対象者について一緒に学んでいきたいと思います。

高槻市では平成17年から平成22年の間に日本脳炎ワクチンの定期接種が出来なかった方に「特例措置」として日本脳炎ワクチンを定期接種しています。

特例措置定期接種対象者は2つに分類されていて、接種有効期限が違います。

1⃣平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの方で日本脳炎の定期接種(全4回)が完了していない方。 20歳の誕生日の前日までが接種期限です。

2⃣平成19年4月2日~平成21年10月1日生まれの方で平成22年3月31日までに日本脳炎第1期の定期接種(初回2回、追加1回)が完了していない方。9歳以上13歳未満までが接種期限です。(13歳の誕生日の前日まで)

もう少しかみくだいてお話ししてみます。

平成7年って…もう20歳こえてますよね。
実際に20歳になるまでに打つには、と考えると

1⃣平成13年~平成19年4月1日生まれの方で20歳になる前日まで、の方が対象者になるんですね。
この期間の対象者の方は全4回を定期接種として無料で打つことができます。

2⃣平成19年~平成21年10月1日生まれの方は今年14歳~12歳になる方ですね。
すでに9歳以上にはなっているので、注意しないといけないのは13歳過ぎると定期接種出来ないということです。
つまり平成20年生まれの方で13歳の誕生日の前日までの方、平成21年生まれでも10月1日生以前生まれまでの方が対象ということです。
4回目は2期となり、2期は13歳になる前日までに接種する必要があります。
平成22年3月31日までに1期を1回でも接種したことがある方は、6日以上の間隔を開ければ接種可能です。

どんなスケジュールで接種する必要があるのか、公費なのか自費なのか(自費であれば当院では6500円かかります)今一度、母子手帳をご確認いただきたいと思います。

ややこしくてわからないなぁという方は母子手帳を持って当院にご相談ください。(お電話で構いません)

ただ現在、日本脳炎ワクチンは供給量が減少し当院でも在庫不足となり、接種を希望される方には大変ご迷惑をおかけしている状況です。秋頃には円滑な流通が見込める予定ですので、公費対象の期限まで日にちに余裕がある方は今しばらくお待ちくださいますようご協力お願いいたします。

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